どうも、畫家の萬朶櫻です。 25枝目の記事です。
僕はテクノロジー關係のニュースを見るのも好きなので、面白さうなニュースがあるとつい見てしまひます。
それでツイッターのおすすめトレンドに #ニューラル #ネットワーク といふ文字が見えまして、「おや?」と思つてクリックしてみました。
どうやらQuick,Drawと云ふ、人工智能を絡ませたブラウザゲームみたいです。
↓でプレイできます。
https://quickdraw.withgoogle.com/shared/O4GkvD6L8TnP?locale=ja
實際にやつてみた
繪描きを名乘つてる以上、やつてみないわけにはいかんでしよ。
と云ふわけでプレイして、録畫して、うpしてみました。
ちなみにプレイ時は僕がいつも使つてるペンタブで描いてます。マウスだとちよつと難しいかも。
プレイしてみた感想としては、
①「えぇっ!?こんな雜な繪でも判るの?」
②「えぇっ!?これが判らんの!?」
このパターンに分かれてゐます。
たとへば04:33の「ハリケーン」
これ、單に颱風の目を描いて、グルグルしただけなんですけど、ちやんと認識してくれました。①のパターンですね。
次に04:00の「地圖」
僕としては世界地圖のつもりでかいたんですけど、殘念ながら理解してはくれませんでした。②のパターンです。
それでもプレイヤーのみんなが參加することで、正答率は改善されていくでせう。
キャラクターを付けると面白さう
かうして見ると、スペックは高いけど天然、みたいで可愛いですね。
日本人が好きさうな方向性なんですけど、畫面の端にでもミニキャラを置いてみたら面白さうです。
・すぐに判つた時にはドヤ顏
・なかなか判らない時はむつかしさうな顏
・結局判らなかつたら涙目
とか。
こんなキャラクターがゐてくれたら、プレイヤーとしてはもつとたくさん解きたくなりますよねえ。
表情のバリエーションももちろんニューラルネットで調整。
うん、僕なら間違ひ無く情が湧きます。
今後の課題はやつぱり「記號接地」
欲を言へば、「一般的な形とは違ふ形の繪でも、正解を導き出す」ところまで行けたらいいですね。
たとへば01:30の「ネズミ」とか
あと收録外だつたんですけど、このツイートの右下のプールとか、
6 枚の絵を描いたところ、ニューラル ネットワークは four 枚正解しました。 https://t.co/OwnIdbEJ2J
— 萬朶櫻 (@wanduoying) 2018年3月4日
「夢の國に棲息するネズミ」や「例のプール」みたいに、僕たちにとつては簡單に「ああ、アレか」と意味付けられるやうなものでも、人工智能にとつては意味が理解できません。
このやうな認識の齟齬を「記號接地問題」と云ひます。
そしてその中でも、一定の「お約束事」に基づいて提示された畫像の意味を特定することを「約定性」と云ひます。
ニコニコに有志の動畫が上がつてゐたので、詳しく知りたい人はどうぞ。
「約定性」水準まで行ければAGI(汎用人工智能)完成ですね。
かう云ふゲームを通じて僕たちが未來のAGI開發に關はつてゐるつて素敵ですね。
10年後が樂しみです。
ブラウザゲームなので氣輕にできます。繪心が無くても樂しめるので、暇な方はどうぞ。
↓でプレイできます。
https://quickdraw.withgoogle.com/shared/O4GkvD6L8TnP?locale=ja
(文字數約1660、記録更新です)
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