繪畫、美術つてよく解らん…? それなら「○○で讀む美術史シリーズ」で謎を解かう!

どうも、萬朶櫻(@wanduoying)、153朶目の記事です。

 

洋の東西を問はず、美術や繪畫くわいぐわつて何やら難しいイメージがありますよね。

ハンス・メムリンク《最後の審判》

ハンス・メムリンク《最後の審判》1467-71年、グダニスク、ポモルスキ美術館

サクラ

すごい恰好いい構圖こうづだけど、なんか意味あるの?

 

グイド・レーニ《アタランテとヒッポメネス》

グイド・レーニ《アタランテとヒッポメネス》1612年頃、マドリード、プラド美術館

サクラ

なに踊つてんねん

 

フランシスコ・ザビエル肖像

フランシスコ・ザビエル肖像

サクラ

あ、どうも

 

このやうに、よくわからんタイミングでへんな物が描かれてたり、人物が奇妙なポーズをしてゐたり……

知らない人からすると「なんで???」と思ふことばかりです。

 

そんな謎を解いてくれる本『○○でむ美術史』シリーズを紹介しませう。

『○○で讀む美術史』シリーズ(宮下規久朗 著 ちくま文庫)

それぞれの本

モチーフと仕草、2つのアプローチから、繪畫くわいぐわみ解くヒントを提示してくれます。

サクラ

モチーフとは。色んな意味がありますが、ここでは繪畫くわいぐわで描かれてゐるものといふ認識で大丈夫です

モチーフで讀む美術史

モチーフで讀む美術史2

しぐさで讀む美術史

ポイント

繪畫に隱された意味を理解できる

この本ではいちわう東洋美術も扱つてはゐますが、ほとんど西洋美術。

文化的に馴染みの薄い西洋美術のお約束について、たくさん紹介されてゐます。

これを見ながら繪畫くわいぐわ鑑賞すればより深く作品を理解することができるでせう。

なぜ繪畫は分かりにくいのか

繪畫くわいぐわは、記號きがうの集まりと云ふことができます。

レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナリザ》

レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナリザ》ルーブル美術館公式より

たとへばモナ・リザは、1人の女性背景と云ふ記號きがうから成り立つてをり、

さらに細かく見ていくと、微笑んだ顏斜め横を向いた姿勢前で交叉する手……

と云ふふうに無數むすう記號きがうが見てとれますね。

 

モナ・リザは割と分かりやすい部類なんですが、キリスト教がらみの物などは僕たちに馴染みがなく、分かりにくいんです。

ラファエロ・サンティ《奇跡の漁り》ヴィクトリア&アルバート博物館

ラファエロ・サンティ《奇蹟の漁り》1515年、ロイヤル・コレクション所蔵

サクラ

左端の人、キリストだつたりします

これは「キリストがペテロに漁をするやうにすすめると、魚が大量に獲れたといふ奇蹟」をつたへるものです。

畫面ぐわめんの人が誰なのかを理解できるかどうかによつて、この作品への理解度がぜんぜんはつてくるんですね。

自分が描くときに參考になる

自分で描いたもの

畫像ぐわざうクリックでPixivに飛びます

これは僕が描いたもので、からだのしぐさ等を意識してゐます。

イラストと繪畫くわいぐわは微妙にジャンルが違ひますが、工夫次第ではかう云ふ表現も可能かと。

海外向けにイラストを描くときなんか、ウケが良ささうですね。

各書の目次、内容の紹介

モチーフで讀む美術史

モチーフで讀む美術史より

モチーフで讀む美術史より

動物:犬、豚、猿、鶏、猫、鼠、鳩、兎、羊、ライオン、牛、鷲、蜥蜴、蛇、龍、虎、馬、驢馬、鴉、孔雀、蝶、魚、鮭

食べ物や植物:肉、果物、蒲萄、パン、チーズ、豆、ジャガイモ、向日葵、薔薇、葦、種

自然:月、星、雷、虹、瀧

人工物:矢、燈、鏡、手紙、天秤、書物、砂時計、假面、バニタス、十字架、車輪、船、鐵道、門、扉、窓、梯子、端、分かれ道

人間:髮、心臟、血、裸、裸足と靴、性愛、慈愛、夢

――『目次』より。分類は萬朶櫻

扱ふモチーフは以上。壓倒的あつたうてきボリュームですね。

どれも繪畫くわいぐわではよく見るモチーフ。

これでだいたいの繪畫くわいぐわみ解けるはずです。

モチーフで讀む美術史2

モチーフで讀む美術史2より

モチーフで讀む美術史2より

動物:蠅、蜂、蝗、蜘蛛、象、熊、犀、鯨、狼、狐、猪、鹿、栗鼠、麒麟、一角獸、白鳥、鸚鵡、龜、蛙

食べ物と植物:海老、貝、野菜、サクランボ、ナツメヤシ、オリーブ、櫻、松

人工物:ピアノ、バイオリン、甲冑、傘、旗、鎌、扇、煙草、硬貨、骰子、トランプ、眼鏡、シャボン玉

自然:泉、彗星、雲、雨、雪、風、波、影、坂

その他:涙

――『目次』より。分類は萬朶櫻

有名どころはだいたい1くわんで説明し終はつてるので、2くわんはだいぶマイナーなところを攻めてます。

しぐさで讀む美術史

しぐさで讀む美術史より

しぐさで讀む美術史より

走る、踊る、梳る、毆る、踏む、吹く、食べる、飮む、おんぶ、落ちる、支拂ふ、手を取る、肩を組む、恥ぢらひ、嘲り、怒り、嘆き、絶望、醉態、驚き、叫び、笑ひ、祈り、祝福、正座、土下座、體育坐り、寢そべる、居眠り、頰杖、宣誓、聖なる手、脚を組む、腕を組む、數へ指、頭に手を置く、天を指す、沈默

――『目次』より

人間が取りうるポーズのほとんどが收録しうろくされてゐます。

これで今まで謎だつたしぐさ・・・の意味がわかりますね。

まとめ

以上、「○○でむ美術史シリーズ」の紹介でした。

作品を鑑賞してゐて、よくわからんモチーフや仕草が出てきたら、この本を見るといいでせう。

 

サクラ

僕も「あ、これイエスさんやな」と、打率3割でわかるやうになりました

 

▼モチーフで讀む美術史

▼モチーフで讀む美術史2

▼しぐさで讀む美術史

 

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