どうも、萬朶櫻(@wanduoying)、156朶目の記事です。
知識ゼロの人からすると、西洋繪畫・美術つて難しい印象ありますよね。
サクラ
そんなわけで、初心者にも分かりやすい入門書を見つけたので、紹介します。
目次
知識ゼロからの西洋繪畫入門(山田五郎著 幻冬舎)
「西洋繪畫入門」と書いてあるので、作品がたくさん掲載されてゐるのかと思つてゐましたが、
開いてみると、作品といふよりは作者にスポットを當ててゐる印象でした。
▼探してみると、同じ著者で「知識ゼロからの西洋繪畫史入門」といふ本を見つけました
こちらはまだ讀んでないんですが、タイトルから察するに、歴史や時代背景に焦點を當てたものかと思ひます。
興味がある人は、併せて讀んでみるといいかもしれません。
知識ゼロからの西洋繪畫入門 ポイント
- 西洋繪畫・美術の歴史的な流れをザックリ説明
- 畫家それぞれの個性がパッと見でわかる「履歴書システム」
- 作品の圖解は解りやすく、スッと頭に入つてくる
「作品」と「人」が半分半分
作品自體の他、その作品を描いた畫家にも焦点が當てられてゐます。
このやうに、目次を見るとわかりますね。
紹介されてゐる畫家は34人。
1人の畫家に對して、原則1つの作品を紹介する形式です。
サクラ
西洋繪畫・美術の歴史的な流れをザックリ説明
西洋美術の古代から現代まで、どんな樣式が流行つたのか。
またその樣式の特長はどんなもので、どういふ畫家がゐたのか。
さう云つたことがまとめられてゐます。
また西洋美術を鑑賞するときに厄介なのが「專門用語」。
構成主義や印象派など、名前だけは聞いたことあるんだけど、具體的な意味はよくわからない。
そんなことがよくあると思ひます。
特に20世紀は色んな藝術運動が生まれては消え、消えては生まれを繰り返して、もう意味不明です。
そんなややこしい時代も、この本で勉強したいところですね。
作家それぞれの個性がパッと見でわかる「履歴書システム」
この本は作品自體の解説もあるんですが、その作品を描いた畫家にも紙幅を割いて解説されてゐます。
畫像でも、まづは作家の紹介をしてゐますね。
そして僕がこの本でいちばん興味深いと思つたのが「履歴書システム」です。
レオナルド・ダ・ヴィンチを例に擧げると、彼の半生やエピソードはもちろん、得意なモチーフや個人的な部分まで丸裸。
サクラ
作品の圖解は解りやすく、スッと頭に入つてくる
もちろん作品の解説もあります。
まづはその畫家の代表作を一枚選んで掲載し、その下には山田編輯長から簡潔なコメントを。
そして次ページからは圖解などを驅使して、より詳細な解説を行ふ、といふ流れです。
まとめ
時代の流れを追ひつつ、そこに生きた畫家たちの人生とその作品を知ることができる。
入門としては十分な内容だと思ひます。
またたくさんの人物が紹介されてゐるので、自分好みの畫家を見つけるものいいのではないでせうか。
サクラ
▼本記事で紹介した『知識ゼロからの西洋繪畫入門』
▼同じ著者による關聯書籍、『知識ゼロからの西洋繪畫史入門』